◎町長(見
形和久君)
答弁責任は私にありますので、私が今のご質問にお答えするのがいいのかなというふうに思いますが、少し見ていまして、人数の話をするわけではございませんが、ほかの市町村も、正直、例えば芳賀町なんかは、ほぼ全集落にそういう
組織づくりができています。これ、じゃ、全部できているとき、何だい、そのときは人数をふやしてやったのかいというふうに、私、聞きましたら、いいえ、2人のままやっていますよ。今も2人ですよという話でございました。私の町がおくれてしまったということがご指摘のとおりでございますが、やはりその場、その場で適切に対応してこなかったということが最大の原因かなというふうに私も感じております。 例えば、例えばですよ、54集落全集落に
組織化をするんだというものについても、ただ単に、ほかの会合の場で説明をする機会をいただいただけでは、きっと私もだめなんだろうというふうに思います。事あるごとに、どうなっているんだ、どうなっているんだという話をすると、こっちもあって、向こうもあってというふうな話があるんですが、やはり現状の中では少し人数的な部分も足りないのかなというふうに思いますし、
防災計画の
見直しも進める、ほかも進めるというふうなことで、一度に事務量がふえてしまった部分というのは否めない部分かなというふうに感じておりますので、3年間、本当に何をやっていたのかというふうなことを言われますと、全く申しわけないなというふうなことでございます。 何よりも命を預かる仕事でございますから、これらについてはよく
見直しをかけて、今後、おくれることのないように、できるだけ前を進めるようにしてまいりたいというふうに思いますので、大変申しわけございませんが、そんなことでご理解をいただければと思います。
○議長(
直井美紀男君) 9番、
橋本議員。
◆9番(
橋本巖君) 苦言を呈しておきます。平成25年、このときの答弁では
防災計画の
見直しやっているんだよね。それで私は、
熊本地震の教訓からこういう問題を取り上げて、とにかく早急にやるべきだと言って、じゃ、やりますと言っておいて、それで3年間、全く放置してきたというのは、まさに行政の怠慢としか言わざるを得ません。そういうことを肝に銘じて。 とにかく一番何でもおくれているのは、この塩谷町ですから。もう
後手後手に回って、それでその理由づけが、人手が足りないとか何とかと言うんですが、それはへ理屈であって、やっぱりこういう議会で指摘された問題については、きちんとやっていかないとまずいんじゃないですか。全く答弁に対する責任を果たされていないというのが、今の町の大きな問題なんですから、その辺、
町長先頭にちょっと
意識改革をしてもらって、我々から指摘され、提案を受けたものに対しては、しっかりと取り組んでもらいたいというように思うんです。その決意を言ってください。
○議長(
直井美紀男君) 町長。
◎町長(見
形和久君) なかなか正直、私も全てをどうだ、どうだと追っかけて歩いて聞いているわけではないものですから。
◆9番(
橋本巖君) へ理屈はいいですよ。決意言ってくれって言っているんだよ。
◎町長(見
形和久君) 副町長も新たに迎えましたし、少し発破をかけて取り組んでいかなくてはならないというふうに思いますので、これは
橋本議員の、たまたま一つのご指摘ではないかというふうに思いますので、住民の皆さんからご理解をいただけるように取り組んでまいりますので、引き続きのご指導を賜れればというふうに思います。
○議長(
直井美紀男君) ほかに質疑はありませんか。 8番、
斎藤議員。
◆8番(
斎藤定男君) 今、
橋本議員の話の中にもありましたけれども、町長が目を通すのは無理ですよ。全部業務に対して。擁護するわけじゃないですけれども。 ただ、
担当課の職員の皆さんの中で、課内で
情報共有がなされていないんじゃないですか。私、
一般質問で言いましたよね。全体の中の
危機管理、情報の共有、そういうことが徹底されていないから、こんな3年も未着工で、今になって県内で塩谷町だけ未定だというような状況になっちゃうんじゃないですか。町長が全部行って統括指導できませんから、町長はそんなに心配する必要ない。
担当課サイドで、たまに町長がそういうところを見てチェックする程度でいいと思うんですけれども、これ、
担当課サイドの問題ですよ。その辺、どうですか、課長。答弁する課はないんですか。
○議長(
直井美紀男君)
総務課長。
◎
総務課長(
田代好弘君) この条例につきましては、確かに
総務課の中で検討して提案したものであります。確かに
橋本議員おっしゃるとおりに、時間がかかり過ぎてしまったという点はあるかと思いますが、今、多くのことを今年度から着手しまして、
防災計画の改定とあわせまして実施していく予定でおります。確かにおくれたという部分につきましては、私どもの責任ではあります。今後ともおくれが出ないように、課内で意思統一して行っていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
○議長(
直井美紀男君) 8番、
斎藤議員。
◆8番(
斎藤定男君) やはり課長を中心に、課長補佐する職員もいるわけですよ。ですから1人で全部をやるということでなくて、補佐する職員も、その課の中の担当の職員も全体で取り組むべきものですよ。そういうことを1人で全部やろうとすれば無理がある。課長が、じゃ、全部、私がやると言ってもやっぱり無理があるんで、そういう課内の
情報共有をしてしっかり対応していただく。お願いします。
○議長(
直井美紀男君) ほかに質疑はございませんか。 5番、
福田議員。
◆5番(
福田徳弥君) 全協で説明をいただいた
個人情報の件なんですけれども、ちょっと調べさせてもらいましたら、
個人情報と
プライバシーは全く次元が違いますので、恐らく
施行規則の中でその辺、反映されるんじゃないかなと思うんですけれども、
プライバシーと
個人情報に関しては、常にきっちりと
施行規則の中で、それはきちんとしていただければなと思うんですが、それはいかがでしょうか。
○議長(
直井美紀男君)
総務課長。
◎
総務課長(
田代好弘君) 条例の
施行規則、これ、条例をあわせて検討しておりまして、その中身については、条例で定め切れなかった細かい点についてそれぞれ定めておりますので、ご心配いただきましてありがたいことではありますけれども、ちょっと私どものほうにお任せいただきたいと思います。
○議長(
直井美紀男君) よろしいですか。 ほかに質疑はございませんか。 〔発言する者なし〕
○議長(
直井美紀男君) 質疑なしと認めます。 これで質疑を終わります。 本案について、討論を省略し、採決したいと思いますが、異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
直井美紀男君) これから、議案第1号 塩谷町災害時
避難行動要
支援者名簿に関する条例の制定についてを採決いたします。 お諮りいたします。本案について、原案のとおりに決することに賛成の方の挙手を求めます。 〔
挙手全員〕
○議長(
直井美紀男君)
挙手全員。 よって、議案第1号 塩谷町災害時
避難行動要
支援者名簿に関する条例の制定については、原案のとおり可決されました。
---------------------------------------
△議案第2号の質疑、採決
○議長(
直井美紀男君) 次に、日程第3、議案第2号 塩谷町
印鑑条例の一部改正についてを議題といたします。 これから質疑を行います。 質疑ございませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
直井美紀男君) 質疑なしと認めます。 これで質疑を終わります。 本案について、討論を省略し、採決したいと思いますが、異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
直井美紀男君) 異議なしと認めます。 これから、議案第2号 塩谷町
印鑑条例の一部改正についてを採決いたします。 お諮りします。本案について、原案のとおりに決することに賛成の方の挙手を求めます。 〔
挙手全員〕
○議長(
直井美紀男君)
挙手全員。 よって、議案第2号 塩谷町
印鑑条例の一部改正については、原案のとおり可決されました。
---------------------------------------
△議案第3号の質疑、採決
○議長(
直井美紀男君) 次に、日程第4、議案第3号 塩谷町
自然休養村
センターの設置、管理及び
使用料条例の一部改正についてを議題といたします。 これから質疑を行います。 質疑ございませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
直井美紀男君) 質疑なしと認めます。 これで質疑を終わります。 本案について、討論を省略し、採決したいと思いますが、異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
直井美紀男君) 異議なしと認めます。 これから、議案第3号 塩谷町
自然休養村
センターの設置、管理及び
使用料条例の一部改正についてを採決いたします。 お諮りします。本案について、原案のとおりに決することに賛成の方の挙手を求めます。 〔
挙手全員〕
○議長(
直井美紀男君)
挙手全員。 よって、議案第3号 塩谷町
自然休養村
センターの設置、管理及び
使用料条例の一部改正については、原案のとおり可決されました。
---------------------------------------
△議案第4号の質疑、採決
○議長(
直井美紀男君) 次に、日程第5、議案第4号 塩谷町
野営場等林間休養施設の設置、管理及び
使用料条例の一部改正についてを議題といたします。 これから質疑を行います。 質疑ございませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
直井美紀男君) 質疑なしと認めます。 これで質疑を終わります。 本案について、討論を省略し、採決したいと思いますが、異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
直井美紀男君) 異議なしと認めます。 これから、議案第4号 塩谷町
野営場等林間休養施設の設置、管理及び
使用料条例の一部改正についてを採決いたします。 お諮りします。本案について、原案のとおりに決することに賛成の方の挙手を求めます。 〔
挙手全員〕
○議長(
直井美紀男君)
挙手全員。 よって、議案第4号 塩谷町
野営場等林間休養施設の設置、管理及び
使用料条例の一部改正については、原案のとおり可決されました。
---------------------------------------
△議案第5号の質疑、採決
○議長(
直井美紀男君) 次に、日程第6、議案第5号 塩谷町
水道事業給水条例の一部改正についてを議題といたします。 これから質疑を行います。 9番、
橋本議員。
◆9番(
橋本巖君) ちょっとお聞きしたいと思いますが、消費税の増税に伴って
水道料金が改定されるということなんですが、同じ口径で、例えば
標準世帯、4人家族の場合の
負担増が大体どのぐらいになるのか。それから、
単身世帯の
負担増というのは、一般的に大体どのぐらいの
負担増になるものなのか。その辺はどうですか。
○議長(
直井美紀男君)
建設水道課長。
◎
建設水道課長(
森田洋行君) 通常の4人
家族程度の
水道料金が、現在2カ月で1万円弱ぐらいの方が一般的ですので、
値上げとしましては2カ月で200円程度の
値上げになってしまいます。
◆9番(
橋本巖君) それと、
単身世帯の場合。
◎
建設水道課長(
森田洋行君)
高齢者等の
単身世帯の方の
水道料金が、今4,000円弱、3,800円程度でございます。2カ月で。 これが100円未満、100円程度、細かく言いますと80円ですが、2カ月で100円
弱値上げになってしまうことになります。
○議長(
直井美紀男君) 9番、
橋本議員。
◆9番(
橋本巖君) それと、この条例の改正が、附則の中で、この条例は
令和元年10月1日から施行すると。その
経過措置の中で、改正後の云々で、令和2年2月分の料金から適用するということなんですが、このタイムラグというか、10月1日から実施して、実際の料金の適用は2月分からということはどういうことなんですか。
○議長(
直井美紀男君)
建設水道課長。
◎
建設水道課長(
森田洋行君)
施行期日の後の「
令和元年10月1日から施行する」というのは、10月1日以降、新たな申し込みがあったお客様とかに適用するというものですが、
経過措置の令和2年2月分といいますのは、現在、
水道料金は
奇数月に検針をして、偶数月にお金を納入していただいているという状況ですので、大体、
奇数月の20日前後を目標に検針をしているわけですが、9月20日ごろから11月20日ごろ、これを12月に納入していただくわけなんですが、この中で一部9月分、8%の料金で水を提供しなければならない請求を12月にするものですから、ごくわずかですが8%の水が含まれている部分を10%の適用はできないということですので、11月20日前後から翌年の1月20日前後、この料金に関しましては全て10%の水となりますので、1月に検針して2月に料金を払っていただく、これが継続して利用されている方の最初の10%の適用となるものでございます。
○議長(
直井美紀男君) 9番、
橋本議員。
◆9番(
橋本巖君) そうすると、9月20日から11月20日と言っていましたよね。10月1日までと、10月1日以降11月20日までは、要するに8%と10%が混在するということなんですか。
○議長(
直井美紀男君)
建設水道課長。
◎
建設水道課長(
森田洋行君) そのとおりでございます。ですから、一部でも8%の水がまざっているものを10%の課税はできないというやり方で、塩谷町のみならず、県内の市町、同じような考えで進めているところです。
○議長(
直井美紀男君) よろしいですか。 ほかに質疑はございませんか。 〔「ありません」と呼ぶ者あり〕
○議長(
直井美紀男君) 質疑なしと認めます。 これで質疑を終わります。 本案について、討論を省略し、採決したいと思いますが、異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
直井美紀男君) 異議なしと認めます。 これから、議案第5号 塩谷町
水道事業給水条例の一部改正についてを採決いたします。 お諮りします。本案について、原案のとおりに決することに賛成の方の挙手を求めます。 〔挙手多数〕
○議長(
直井美紀男君) 挙手多数。 よって、議案第5号 塩谷町
水道事業給水条例の一部改正については、原案のとおり可決されました。
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△議案第6
号~報告第1号の報告
○議長(
直井美紀男君) 次に、日程第7、議案第6号 平成30
年度塩谷町
一般会計歳入歳出決算の認定についてから日程第13、報告第1号 平成30年度
健全化判断比率及び
資金不足比率についてまでを
一括議題といたします。 本案については、さきに
監査委員より審査がなされておりますので、その結果について意見を求めます。
監査委員、
高橋勝泰委員。 〔
代表監査委員 高橋勝泰君登壇〕
◎
代表監査委員(
高橋勝泰君) 高橋でございます。 平成30年度の町の決算につきましては、斎藤委員とともに監査を実施いたしましたので、その審査結果についてご報告申し上げます。 平成30年度決算審査結果の
監査委員意見書。
令和元年9月17日、
監査委員を代表して、平成30
年度塩谷町一般会計、特別会計及び
水道事業会計の決算審査の結果の意見並びに平成30年度決算に係る
健全化判断比率及び
資金不足比率の審査結果の意見についてご報告申し上げます。 決算審査につきましては、町長から関係法令に基づく審査依頼があり、これを受けて実施したものです。 これら6会計の審査に当たりましては、決算書、関係諸帳簿及び証拠書類等を照合するとともに、事務事業執行状況とその成果などに関する資料の提出を求め、関係職員の説明を聴取し、また、定例監査及び例月出納検査の結果も考慮に入れながら、慎重に審査しました。 審査の結果、決算の計数につきましては、関係諸帳簿、証拠書類などと合致しており、正確なものと認められました。また、予算の執行についても、関係法令等に即して適正に処理されているものと認められました。 なお、決算の概要並びに審査結果等につきましては、既に皆様に配付されております決算審査
意見書のとおりでありますので、ご確認いただければと思います。 続きまして、財政の
健全化判断比率及び
資金不足比率の審査結果の意見を申し上げます。 これは、一般会計等の決算審査にあわせて
監査委員の審査に付されたものですが、関係書類などを照合するとともに、関係職員の説明を聴取し、実施しました。 審査の結果、計数については、関係書類等と合致し正確であり、適正に作成されているものと認められました。 なお、
健全化判断比率等は、指標全てが基準値以内であり、健全な状態であると認められますが、今後ともより健全な財政運営に努められるよう、重ねてお願い申し上げます。 以上、審査結果について申し上げましたが、最後に意見、要望等を申し上げます。 人口減や少子
高齢化への対応、住民の安全・安心の確保、さらには、公共財産に係る維持、補修、公共施設の更新など行政需要が増大していく中、事業執行における費用対効果等の検証を綿密に行い、効率的・効果的な事業執行に努めるともに、行財政改革の推進を図り、歳入歳出面での徹底的な
見直しや、財源の確保についても検討するなど、健全な財政運営に努めていただくようにお願いをいたします。 先ほど町長からもお話がありましたとおり、特に地方創生推進事業等の事業につきましては、十分な検討と
見直しが必要であると思いますので、これについてはより一層の努力をお願いいたしたいと思います。 また、町税、保険料、使用料等の未納対策について、公平負担の原則、受益者負担の原則からして、未納者、滞納者の解消方策など、年々向上していることは高く評価するものでありますが、さらに収納率の向上を図るよう、なお一層の対策と努力をお願いいたします。 なお、決算審査結果の総括的な意見につきましては、決算審査
意見書に詳細に記載してありますので、ごらんいただきたいと思います。 以上申し上げましたが、平成30年度決算の内容を十分に検証し、その結果を今後の行財政運営に反映されますようお願いいたしまして、報告といたします。
○議長(
直井美紀男君) 続いて、予算決算常任委員長の審査結果について、委員長より報告を求めます。 予算決算常任委員長、
君島勝美議員。 11番、君島議員。 〔予算決算常任委員長
君島勝美君登壇〕
◆予算決算常任委員長(
君島勝美君) それでは、予算決算常任
委員長報告を行います。 予算決算常任
委員会に付託されました議案第6号 平成30
年度塩谷町
一般会計歳入歳出決算の認定について、議案第7号 平成30
年度塩谷町
国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について、議案第8号 平成30
年度塩谷町
介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について、議案第9号 平成30
年度塩谷町
介護サービス事業特別会計歳入歳出決算の認定について、議案第10号 平成30
年度塩谷町
後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について、議案第11号 平成30
年度塩谷町
水道事業会計未
処分利益剰余金の処分及び決算の認定について、審査経過及び結果について報告いたします。 審査は、9月6日から10日までの3日間にわたり、副町長同席のもと、各課長、各担当及び出先の長等の出席を求め、塩谷町歳入歳出決算書に基づき詳細な説明を受け、慎重に各会計の審査を行いました。 まず、議案第6号 平成30
年度塩谷町
一般会計歳入歳出決算の認定について、公債費の削減や目的基金の積み立て等、計画的に行っていると判断しますが、今後とも効率的は予算執行に留意し、将来に負担を残さぬよう、さらなる健全は財政運営に努めることを要望します。 決算の認定については、採決の結果、賛成多数で認定すべきと決定いたしました。 続きまして、議案第7号 平成30
年度塩谷町
国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について、保険税の収納率向上や、特定健康診査の受診率の向上及び特定保健指導の内容充実を図ることにより、被保険者の疾病予防や健康の維持、増進の医療費の抑制並びに適正化を図ることを要望します。 認定については、採決の結果、賛成多数で認定すべきと決定いたしました。 続きまして、議案第8号 平成30
年度塩谷町
介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について、介護保険対象者のニーズに沿った適正なサービス及び支援体制を整備し、また、適正な介護保険料の設定を行うとともに、高齢者の日常生活支援についても適切に把握したサービスの供給を強く要望します。 認定については、採決の結果、賛成多数で認定すべきと決定いたしました。 続きまして、議案第9号 平成30
年度塩谷町
介護サービス事業特別会計歳入歳出決算の認定について、利用者の状況をより把握した介護サービス計画が策定されるよう要望します。 認定については、採決の結果、賛成多数で認定すべきと決定いたしました。 続きまして、議案第10号 平成30
年度塩谷町
後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について、後期高齢者の健康診査等の受診勧奨に努め、医療費の抑制及び健康増進事業のさらなる推進に努めることを要望いたします。 認定については、採決の結果、賛成多数で認定すべきと決定いたしました。 最後に、議案第11号 平成30
年度塩谷町
水道事業会計未
処分利益剰余金の処分及び決算の認定について、石綿管や水源設備など老朽化した施設の更新等、今後予想される事業も数多くありますが、適切な料金の徴収、効率的な事業の執行により、今後も健全運営に努めることを強く要望します。 認定については、採決の結果、賛成多数で認定すべきと決定いたしました。 決算の審査は全議員での
委員会でありますので、審議の詳細については省略させていただきますが、地方創生事業に取り組んだ6次化事業については、先ほど代表監査からもありましたように実績が非常に低く、議員からの指摘もありましたので、まず事業の内容をよく検証していただきたい。 今後に、ことしから第6次町振興計画の策定に向け準備を進めているところと思いますが、10年後、あるいはその先の町の将来を見据え、住民福祉の向上と、町民が安心して住み続けられる塩谷町であり続ける施策が実現できるよう、行政の効率化及び維持可能な財政の実現を要望するものであります。 最後に、決算審査が効果的に慎重審議されたことについて、議員各位、また、執行部の皆さんにご協力いただいたことに深く感謝を申し上げ、予算決算常任
委員長報告といたします。ありがとうございました。
○議長(
直井美紀男君) 以上で
委員長報告を終わります。
---------------------------------------
△議案第6号の討論、採決
○議長(
直井美紀男君) 本案については、全議員による予算決算常任
委員会において審議がなされておりますので、質疑は省略いたします。 これより表決に入りますが、順次日程に従いながら、採決はそれぞれの決算議案ごとに行います。 日程第7、議案第6号 平成30
年度塩谷町
一般会計歳入歳出決算の認定について、討論を省略し、採決したいと思いますが、ご異議ございませんか。 〔「議長、討論」と呼ぶ者あり〕
○議長(
直井美紀男君) これから討論に入ります。 まず、本案に対する反対の方の発言を許します。 9番、
橋本議員。 〔9番 橋本 巖君登壇〕
◆9番(
橋本巖君) 私は、議案第6号に反対の立場から討論を行います。 平成30
年度塩谷町一般会計決算の歳入歳出形式収支は、前年比約1億7,878万円増の4億4,098万円で、翌年度に繰り越すべき繰越明許費繰越金2億4,247万3,000円を除いた実質収支額は1億9,850万7,415円となり、地方自治法第233条の2の規定により、基金繰入額を1億円とした決算となっています。 本来であれば、歳入歳出決算に対して、詳細な検討を加えて反対の意見を述べるところでございますが、企画調整課所管の決算審査をしている段階で、解明すべき諸問題について十分納得できる答弁が得られず、審査の前提条件が全く欠落しているとの認識で反対の理由を述べます。 国の地方創生推進交付金を活用して、塩谷町人口ビジョンと銘打ったまち・ひと・しごと創生総合戦略の中の一つとして新たな6次産業化体制の構築と、新産業育成事業を取り込み、町の一大プロジェクト、目玉施策と位置づけ、町長も所信表明などで早期の実現を繰り返し主張してきた経過があったと認識しております。 以下に述べることは、企画調整課が平成30年8月8日に作成した地方創生プログラム効果検証シートから引用したものであります。ただし、本日配付された資料の数字とは若干の違いがあることをご了承いただきたいと思います。 この事業計画は、平成27年から31年までの5年間で、新商品の開発、農商工連携の構築、加工場の整備、サンプリングイベントの実施と商品化を業務内容として、ある関係団体に委託しました。この委託費は実績値で、平成28年度は国庫支出金1,401万9,000円、一般財源50万、合計1,451万9,000円。平成29年度は国庫支出金、一般財源からそれぞれ558万9,000円を支出し、合計1,117万8,000円。平成30年度は、実績公表されず、決算ベースのみで国庫支出金、一般財源からそれぞれ558万9,000円を負担し、合計1,117万8,000円。平成31年度は、予算ベースで国・県2分の1ずつ負担の合計2,000万など、この事業だけにトータルで5,687万5,000円の公費が既に支出されようとしております。 問題なのは、私たちの税金が原資となっている多額の地方創生交付金や一般財源が投入されながら、重要業績評価指標(KPI)の事業組織の設立は、平成27年から30年までの実績はゼロ、加工場の整備は1件のみ、6次産業化による事業売上高は、29年目標100万に対して実績は把握不可とし、30年目標1億円に対して実績ゼロ、事業計画最終年度の31年度の目標は4億円とし、ほとんど実現不可能な架空のずさんな計画であることは明白であります。目標に対しての成果として、倉庫を改修して商品を量産化するための加工場を整備し、空き家対策と連携を図ることができたと評価しているが、居住実態の不明な附帯設備である倉庫を空き家としてカウントしていること自体、甚だ疑問であり、場所の特定を含めて、徹底した厳正な調査を強く求めます。 以上、述べたように、事業組織の実態がない、売り上げ実績も全く把握できない委託先に適正な検証をされないまま、多額の公費を野方図に投入続けてきた町の重大な責任は免れません。同時に、地方創生交付金を活用して新たな6次産業を構築し、新産業の育成により雇用の拡大で活気ある町づくり計画に群がり、公的資金を食い物にすると類推される所業は、倫理的にも、道義的、一般社会通念上、絶対に許されるものではありません。外部の第三者調査
委員会の設置も含め、徹底した責任の追及を強く求めます。 町は、町民に対して納得いく説明責任を果たすために、委託費として使われたお金がどこからどこにどれだけ流れたのか、何に幾ら使われたのか、全て使い切ったのか、滞留している金額はどれだけあるのか、団体、企業、個人経営者などにどれぐらいの資金が流れ、収支が適正に処理されているのかなど、徹底した真相の解明と、この事業計画に関与した全ての関係者の責任の所在を明らかにして公表することを強く求めます。 そして、この問題の真相解明が完全に収束するまでは、平成31年度当初予算に計上されている地方創生関連事業委託費の新たな6次産業化体制構築と、新産業育成事業費2,000万円と、
令和元年一般会計補正予算(第2号)の債務負担行為補正の第2次まち・ひと・しごと総合戦略に関する策定業務の予算執行の凍結をすることを強く求めて、本案に反対いたします。
○議長(
直井美紀男君) 次に、賛成の方の発言を許します。 2番、
大嶋議員。 〔2番
大嶋晴宏君登壇〕
◆2番(
大嶋晴宏君) 私は、議案第6号につきまして、賛成の立場から討論いたします。 まず、決算総額ですが、前年度と比べ、歳入が約8億7,100万円、歳出が約6億9,200万円の増となっています。 歳入について、町税等の財源は基金の取り崩しによる繰入金の増などにより約2億9,000万円の増、地方交付税等の依存財源は地方交付税の増などにより約5億8,100万円の増となっています。 次に、歳出については、総務費で旧玉生中学校の校舎等の解体事業、庁舎整備基本構想策定事業、地方創生関連事業、民生費で放課後児童クラブ運営事業の拡大、農林水産費で野生鳥獣対策事業、土木費で町道整備事業、町営住宅大宮団地建てかえ事業等が主な事業になっています。 基金現在高は、前年度比2,800万円余の減となりましたが、庁舎整備基金を積み増すなど、将来に向けての財源確保に引き続き取り組んでいるものと判断します。 町債残高は、町債の新規発行、臨時財政対策債及び
過疎対策債のみとし、前年度比約9,700万円の減となっています。 一般行政経費についても、経費の削減に努め、限られた財源を効果的かつ効率的に活用し、行政サービスの向上に努められるものと判断いたします。 よって、私は本案に賛成するものであります。
○議長(
直井美紀男君) ほかに討論はありませんか。 〔「ありません」と呼ぶ者あり〕
○議長(
直井美紀男君) これで討論を終わります。 これから、議案第6号 平成30
年度塩谷町
一般会計歳入歳出決算の認定についてを採決いたします。 お諮りいたします。本決算に対する
委員長報告は可決であります。委員長の報告のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。 〔起立多数〕
○議長(
直井美紀男君) 起立多数。 よって、議案第6号 平成30
年度塩谷町
一般会計歳入歳出決算の認定については、
委員長報告のとおり可決されました。
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△議案第7号の討論、採決
○議長(
直井美紀男君) 日程第8、議案第7号 平成30
年度塩谷町
国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定についてを、討論を省略し、採決したいと思いますが、ご異議ございませんか。 〔「議長、討論」と呼ぶ者あり〕
○議長(
直井美紀男君) これから討論に入ります。 まず、本案に対する反対の方の発言を許します。 9番、
橋本議員。 〔9番 橋本 巖君登壇〕
◆9番(
橋本巖君) 私は、議案第7号に反対の立場から討論を行います。 平成30年度国民健康保険特別会計決算の歳入歳出差し引き額及び実質収支額は3,009万1,160円となり、法233条の2の規定により1,800万円を基金に繰り入れた決算となりました。本会計は、国保財政運営の主体が県になって初めての決算となり、款項目が大幅に変更になったこともあり、細目にわたって一律に前年と比較することは難があると認識しています。しかし、町は保険者として被保険者の命と健康を守る責任は変わりありません。国保税の賦課徴収業務、滞納に対する制裁の決定、保険給付費の適切な運用、保健事業の普及、推進など、被保険者の立場に立って最大限の裁量権を発揮することは従来と同じであります。 歳入の問題点は、一貫して指摘した滞納繰り越し分の調定額に対する収入済額は、率にして22%に対して、収入未済額は76%という水準は、恒常的、慢性的に続き、不納欠損処分として処理され、国保会計を圧迫し、財政基盤を脆弱にしていることから、低所得者に対する国保税の法定減免だけでなく、申請減免の要件を緩和して、高くて払い切れない国保税を生活実態に即して引き下げることと、滞納による資格証や短期証の発行をやめることを強く求めます。 歳出の問題では、医療給付費が前年度の1.6%増に続き、対前年比1.3%の伸びの大きな要因は、医療費が県内で1番か2番という高い水準にあると指摘されていて、特に脳疾患、糖尿病などの生活習慣病の早期発見、早期治療のために、特定健診受診率の向上とあわせて、病気の治癒、進行を抑制する治療の能動的、積極姿勢の啓発は不可欠と考えます。 国保財政の一本化の目的は、ふえ続ける医療費をいかに抑制するかにあり、県内25市町に医療費削減を競わせるために、保険者努力義務の名のもとに、保険給付費交付金に差をつけて、傾斜配分して、保険者の取り組み努力を見える化して、徹底した医療費削減に突き進む道であります。医療費削減と一体に進めるのが、医療費増を口実にした保険税の
負担増です。県は医療水準や
高齢化率などを目安に、保険税の標準保険料率を高めに示し、それを基準に各自治体が保険税率を決め賦課徴収しますが、県が示す保険料率は、あくまでも参酌基準であり、従う義務はなく、町の裁量権を最大限に発揮して、これ以上国保税の
値上げは絶対にしないこと。このことを強く求めて、本案に反対いたします。
○議長(
直井美紀男君) 次に、賛成の方の発言を許します。 6番、
和氣勝英議員。 〔6番
和氣勝英君登壇〕
◆6番(
和氣勝英君) 私は、議案第7号につきまして、賛成の立場から討論いたします。 国民健康保険制度は、我が国の医療保険制度の中核的役割を担っており、地域住民の医療の確保と健康の保持増進に大きく貢献してきました。国民皆保険制度の中核を担う制度として、その趣旨に沿った適正な執行であったと認められます。 よって、私は本案に賛成するものであります。
○議長(
直井美紀男君) ほかに討論はありませんか。 〔「ありません」と呼ぶ者あり〕
○議長(
直井美紀男君) これで討論を終わります。 これから、議案第7号 平成30
年度塩谷町
国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定についてを採決します。 お諮りします。本決算に対する
委員長報告は可決であります。委員長の報告のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。 〔起立多数〕
○議長(
直井美紀男君) 起立多数。 よって、議案第7号 平成30
年度塩谷町
国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定については、
委員長報告のとおり可決されました。
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△議案第8号の討論、採決
○議長(
直井美紀男君) 日程第9、議案第8号 平成30
年度塩谷町
介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について、討論を省略し、採決したいと思いますが、ご異議ありませんか。 〔「議長、討論」と呼ぶ者あり〕
○議長(
直井美紀男君) これから討論に入ります。 まず、本案に対する反対の方の発言を許します。 9番、
橋本議員。 〔9番 橋本 巖君登壇〕
◆9番(
橋本巖君) 私は、議案第8号に反対の立場から討論を行います。 平成30年度介護保険特別会計決算は、歳入歳出差し引き額及び実質収支額が2,778万2,784円、前年比で約1,548万円減となり、前年度に続き2年連続の減額となる決算になりました。 歳入構成比の22.3%を占める保険料は、前年比10.4%の伸びを示していますが、これは第7期保健事業計画期間の初年度に当たり、保険料を引き上げたことに伴うものと推測いたします。保険料の収入済額は約3億78万、不納欠損額を前年度より103万上回る146万円を処理したことにより、収入未済額が173万減ったにすぎず、保険料の収支は改善しているとは言いがたい実態であります。深刻なのは、普通徴収滞納繰越額553万円に対し、収入済額は180万、不納欠損額は146万となっており、収入未済額227万は、次年度以降の不納欠損として処理されることが常態化していることは否めず、抜本的に改善すべきです。 歳出構成比の94.8%を占める保険給付費は、前年対比6.8%の伸びを、介護サービス別に見ると、居宅サービス費は前年比で4,778万円の増、施設サービス費は前年比4,170万の増などが、介護サービス等諸費を前年比7,976万円押し上げている要因と推測いたします。 介護保険制度における町のサービス利用を概括的に見ると、1号被保険者の要介護認定率は16.6%、認定者のケアプラン作成率は87.1%、家族介護を伴う要介護1から3の居宅サービス利用率は平均で67%などから、非認定者を含めた家族介護の重い負担の現実もあることがうかがえます。本会計は、公費負担が定率という制約のもとで、保険給付費の増加は保険料
値上げに連動する根源的矛盾があるだけに、際限ない保険料
値上げによる耐えがたい負担の実態を早急に改善するために、町独自の保険料軽減と免除の実施を強く求めます。 来年の介護保険改正で厚労省は、要介護度1、2の生活援助サービスの保険給付外し、ケアプラン作成費用の自己負担化、利用料2割、3割負担の拡大を狙うなど、
負担増と給付費抑制の押しつけを許さないために、サービスを必要とする高齢者に適切なサービスを提供するために、保険者の責任と裁量権を最大限発揮して、高齢者の生存権と尊厳を守ることを求め、本案に反対いたします。
○議長(
直井美紀男君) 次に、賛成の方の発言を許します。 6番、和氣議員。 〔6番
和氣勝英君登壇〕
◆6番(
和氣勝英君) 私は、議案第8号につきまして、賛成の立場から討論いたします。 少子
高齢化がますます進展する中、本町の高齢社会に求められる地域での共生において、介護を必要としている本人や家族の負担を社会全体で支え合い、自立や共助への支援の中核を担うとともに、高齢者の心身の保持及び生活の安定を地域全体で支えるため、関係機関と連携し、サービス提供体制の構築を図られ、適正な予算執行であったと認められます。 よって、私は本案に賛成するものであります。
○議長(
直井美紀男君) ほかに討論はございませんか。 〔「ありません」と呼ぶ者あり〕
○議長(
直井美紀男君) これで討論を終わります。 これから、議案第8号 平成30
年度塩谷町
介護保険特別会計歳入歳出決算の認定についてを採決いたします。 お諮りします。本決算に対する
委員長報告は可決であります。委員長の報告のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。 〔起立多数〕
○議長(
直井美紀男君) 起立多数。 よって、議案第8号 平成30
年度塩谷町
介護保険特別会計歳入歳出決算の認定については、
委員長報告のとおり可決されました。
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△議案第9号の採決
○議長(
直井美紀男君) 日程第10、議案第9号 平成30
年度塩谷町
介護サービス事業特別会計歳入歳出決算の認定について、討論を省略し、採決したいと思いますが、ご異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
直井美紀男君) 異議なしと認めます。 これから、議案第9号 平成30
年度塩谷町
介護サービス事業特別会計歳入歳出決算の認定についてを採決いたします。 お諮りします。本決算に対する
委員長報告は可決であります。委員長の報告のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。 〔起立多数〕
○議長(
直井美紀男君) 起立多数。 よって、議案第9号 平成30
年度塩谷町
介護サービス事業特別会計歳入歳出決算の認定については、
委員長報告のとおり可決されました。
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△議案第10号の討論、採決
○議長(
直井美紀男君) 日程第11、議案第10号 平成30
年度塩谷町
後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について、討論を省略し、採決したいと思いますが、ご異議ございませんか。 〔「議長、討論」と呼ぶ者あり〕
○議長(
直井美紀男君) これから討論に入ります。 まず、本案に対する反対の方の発言を許します。 9番、
橋本議員。 〔9番 橋本 巖君登壇〕
◆9番(
橋本巖君) 私は、議案第10号に反対の立場から討論を行います。 平成30年度後期高齢者医療特別会計の歳入歳出差し引き額及び実質収支額は、対前年比で約54万増の199万8,705円となり、歳入構成比の64%を占める保険料は、前年比11.4%、歳出の90%を占める広域連合納付金は、前年比7.8%とそれぞれ伸びた決算となっています。 保険料が、前年比で約95万円増は、被保険者数の微増と、特例軽減税率の縮小などが反映し、広域連合納付金の前年比約934万円増は、医療費の伸びと連動していると考えられます。本会計の歳入歳出構成は単純明快であるだけに、2年ごとの制度
見直し、改正による保険料の
値上げを我慢するか、医療費自己負担の割合の引き上げを認めるかの選択を迫る差別医療という大きな矛盾を抱えています。 これらを踏まえて、安心できる老後をしっかりと支える提言を示し、本会計決算の反対理由といたします。 第1は、平成27年4月より扶養家族から分離された被保険者を含めた低所得者に対する保険料の特例権限の縮小、廃止をやめて継続すると同時に普通徴収者保険料の減免を実施すべきであります。 第2は、受診抑制と重病化につながる後期高齢者の医療費窓口負担を原則2割にすることに対して、広域連合議会でしっかりと反対を貫くべきであります。 第3は、広域連合の平成29年度末における財政調整基金と、保険給付費等支払準備基金の合計残高は56億2,857万6,541円もあることから、広域連合議会で保険料の引き下げを強く求めるべきであります。 以上、3つの問題点に対する提言を強く求めて、本案に反対いたします。
○議長(
直井美紀男君) 次に、賛成の方の発言を許します。 6番、和氣議員。 〔6番
和氣勝英君登壇〕
◆6番(
和氣勝英君) 私は、議案第10号につきまして、賛成の立場から討論いたします。 本会計は、高齢者にかかわる医療費を社会全体で支え合うため、高齢者と
現役世代の負担を明確にし、高齢者が安心して医療を受けられることを目的として制度化されたものであり、その趣旨に沿った適正な予算執行であったと認められます。 よって、私は本案に賛成するものであります。
○議長(
直井美紀男君) ほかに討論はありませんか。 〔「ありません」と呼ぶ者あり〕
○議長(
直井美紀男君) これで討論を終わります。 これから、議案第10号 平成30
年度塩谷町
後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定についてを採決いたします。 お諮りします。本決算に対する
委員長報告は可決であります。委員長の報告のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。 〔起立多数〕